通販を利用するうえで、購入した物が届くまでの時間というのは、意外に長く感じます。お店であれば買ってすぐに手に入れることが出来るものが、通販の場合には1週間ほどかかるケースもあります。これは、商品の注文データが蓄積される場所があり、ある一定数になったり一定の時間になったりした時に初めて商品管理部門や財務部門などに受注データが送られ、さらにそこでデータの正誤などの検証を行ったり、倉庫に向かって在庫があるかの確認、出庫指示、物流への配送などさまざまな工程を経て商品出荷となるためです。場合によっては複数の業者がこの一連の動作に関係していきますが、株式会社Gioではこの一連の動作をすべて社内で行うそうです。ではどうして株式会社Gioはすべて社内で行うのかというと、受注から出荷までの時間を短縮し、スピード感を出すことで、早く手にしたいというユーザーの希望を叶えるためです。
株式会社Gioが運営しているレディースアパレルECサイトGRLのメインターゲットとなる購買層は、10代~20代の女性です。株式会社Gioではこのターゲット層の特徴として、欲しいものをいち早く手にしたいという希望を持っていると分析しています。欲しいものを探すのも、購入するのも、手元にあるスマホを活用して素早く行う傾向がある彼女たちは、スピード感がある購買行動を好みます。そのため、株式会社GioはGRLのサイト作りではスマホや携帯電話での閲覧がしやすいように最適化し、さらに購入もスマホや携帯電話で行いやすいような工夫を施しています。
さらに、受注データが入るとすぐに財務、物流にデータを流し、出荷までの時間を短縮させています。これは株式会社Gioがすべて社内でデータ管理を行い、在庫管理を行っているからこそ行うことが出来るスピードであるといいます。データ管理を専門とする会社、物流を専門とする会社に業務委託をすることは一般的ですが、そのためにデータ送信のタイミングが遅くなったり、出荷が遅くなるといった事が起こります。株式会社Gioは全て自社で行うことで、スピード感を持った商品発送が可能となったそうです。結果として、株式会社GioのGRLであれば、欲しいものがすぐに手に入る通販とユーザーが感じ、早く手に入れることが出来るお店として認識し、次も早く買えるGRLで買おうという購買動向につながってきます。このスピード感こそ、GRLを成長させ、株式会社Gioの売上が伸びる秘訣になっているということです。